健康

ペットの犬・猫から新型コロナに感染

解熱剤、鎮痛剤の服用者は注意が必要

SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の侵入経路は3経路発見されていて、以前の記事で書いたACE2レセプターのほかにGRP78 レセプターとCD147レセプターがあるということが最近の研究で分かってきています。GRP78のレセプターはエボラ出血熱のウイルスが侵入に使う受容体で、CD147は癌細胞や免疫細胞にある受容体です。このほかにもエイズのHIVがウイルス増殖で使う手段であるフーリン蛋白も利用することが分かってきました。このことから新型コロナウイルスはサーズウイルス、エイズウイルス、エボラ出血熱ウイルスの3ウイルスの能力を兼ね備えた、史上最強のウイルスであることが分かると思います。

このアンギオテンシン変換酵素ACE2レセプターは、肺のほかに腎臓や心臓にも存在していて、腎臓は血圧のコントロールと関係しているレニンという酵素を産生します。このレニンが肺で作られ血圧を上昇させるアンギオテンシンⅡという生理活性物質が全身の動脈を収縮させることによって心臓は強く血液を送り出すことになります。このレニンの活性を阻害することによって血圧を下げる薬と、アンギオテンシンⅡ受容体に作用して血圧を下げる薬があります。これらの薬で併用に注意しなければならない薬のひとつにNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)といわれる解熱、鎮痛剤があります。逆にこれらの解熱鎮痛剤を服用している場合は高血圧症治療薬を飲むことに注意が必要です。NSAIDsは鎮痛によく使われていて、腰痛や関節痛、頭痛、神経痛、五十肩、歯痛、月経痛,抜歯後の消炎鎮痛、膀胱炎、前立腺炎などの炎症等、とにかく良く使われる薬です。市販薬ではナロンエース、リングルアイビーなどがあります。倦怠感や喉の違和感が出た場合は服用を控えた方が良いでしょう。どの薬もSARS-CoV-2の侵入経路であるACE2レセプターと関係しているからです。自分の飲んでいる高血圧の薬や痛み止めの薬がこれらに該当する場合は、他の薬に換えてもらっておいた方が良いでしょう。

ペットの犬・猫を介して新型コロナに感染します

SARS-CoV-2のウイルス感染経路は、エアゾル感染のほかに接触感染があります。インフルエンザの予防と異なり新型コロナは接触感染の防止が重要になってきます。それはインフルエンザのウイルスよりも非常に生存期間が長いからです。The NER ENGLAND JOURNAL of MEDICINEにSARS-CoV-1と比較したSARS-CoV-2の生存期間を比較した実験があります。

エアロゾルでは3時間以上、段ボールの表面では1日、ステンレスの表面では2日、プラスチックの表面では3日間感染力を維持しています。このことよりあらゆる場所、スーパー、コンビニのドアの手すり、商品の表面、タクシーの座面、ファミレスやカフェのシートやテーブル、エレベーターや自動販売機のボタンなど全てです。ホテルに宿泊したら寝具だけでなく家具やリモコン照明器具などあらゆるものが消毒されている必要があります。前回紹介した映画のコンティジョンではホテルに宿泊して感染するシーンが出てきます。この映画は「ウイルスハンター」と呼ばれる米コロンビア大学の教授で感染症センターに務めるイアン・リプキン医師が医療監修を務めています。彼はFox Businessで「私が(新型コロナウイルスに)感染するくらいなら、誰にでも感染するでしょう」と自らもこのウイルスに感染してしまったと話しています。このウイルスの感染能力の凄さがうかがえます。

何かに触ったら絶対に顔に手をやらないことが大切です。目、口、鼻の粘膜から感染しますので、人なかへ出るときは眼鏡とマスクは有効です。映画のコンティジョンに出てきますが人は無意識に1日に2000~3000回顔に触っているそうです。マスクは無意識に触れてしまうことから防いでくれます。眼鏡とマスクの表面には触れないようにしましょう。ウイルスで汚染されています。そして小マメに手指消毒です。外出時には消毒液をカバンに入れて持ち歩くことを習慣にしましょう。

道路は感染者の飛沫で汚染されています。飼い犬を散歩に連れ出せばそのペットが体にウイルスを付着させることになります。飼い猫も自由に家から外に出入りしている場合はどこに行っているか分かりません。体に多くのウイルスを付けて帰ってきている可能性があります。中国では飼い犬が、ベルギーでは飼い猫が新型コロナウイルスに感染しています。

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