COVID-19, うつ病

うつ病の原因に栄養失調!! =後編=

うつ病とビタミンD

ビタミンDの欠乏は、呼吸器感染症や呼吸器疾患、自己免疫疾患、各種のがん、糖尿病、認知症、そしてうつ病に関連する可能性があります。ビタミンDは免疫機能、炎症に関与しているからです。ビタミンDは植物由来のビタミンDで、干しシイタケ(天日干しの干し椎茸を選びましょう)に含まれます。日光浴はビタミンDの含有量を増やします。3~10分日光に当てると12.5倍に増えたという報告もあるそうです。ビタミンDは動物由来のビタミンDで、魚やヒトの皮膚に含まれます。うつ病では干し椎茸と魚を食べ、日光に当たることが大事です。日照の減少する冬には、うつ病を発症しやすくなります。

最近はうつ病やうつ状態の人が増えました。私の世代の会社員は企業戦士といわれ、会社のために、まさに24時間働き続けたものです。それでも今のような過労死やうつ病の話題は目にしませんでした。当時の日本人と今の日本人は何が違うのでしょうか。民族の遺伝子に違いはないはずです。可能性として食生活の変化が考えられます。和食を食べなくなってきているので、天日干しの干し椎茸で出汁をとることがなくなり、魚介類も毎日食べなくなりました。そして外に出る仕事から室内の内勤業務が増えました。

次のグラフは1999年と古いデータですが、年齢階級別自殺死亡率(人口10万対)の比較です。緯度が高く日照時間の少ない国ほど自殺者が増えています。このグラフはヨーロッパの比較です。福祉国家であるスウェーデンはドイツ近くまで抑えられていますが、それでもドイツよりは多くなっています。

北米でも緯度の高いカナダの方が自殺率は高くなっています。

日本では緯度の高さだけではなく日光に当たる時間の長さも関係しています。積雪量とも関係します。“かまくら”で代表されるように冬季間雪に埋もれて暮らす地方では、日光を浴びる時間が減ることにより、皮膚でビタミンDが作られる機会が減少してしまいます。冬はステイホーム状態が多くなってしまいます。津軽地方では11月から雪が降りはじめ、1メートル以上の積雪もあります。家庭菜園で野菜の種蒔きができるのは5月からになります。日光浴が必要なのはわかりますが、なかなかスウェーデン人のようにはできません。彼らはどこでも水着になって寝そべっています。青森の夏は暑く沖縄よりも気温が上がります(沖縄出身の妻は青森に来た年に初めて夏バテを経験しました)

次のグラフは各自治体がまだ自殺対策に今ほど力を入れていなかった、社会的修飾の少なかったころの平成15年のデータです。人口10万当りの都道府県別自殺死亡率ですが、冬季積雪のある日本海側に多くなっています。

ビタミンD不足の影響が表れるのは冬を越した3月から6月で、1年のこの時期に一番自殺者が増えます。

2003年が他の2000年以前の年と比較して極端に死亡数が多くなっていますが、うつ病の治療薬としてモノアミン仮説に基づく新薬のSSRIが2000年頃より普及しだしたのです。抗うつ薬の副作用に自殺があります。

抗うつ薬を飲むと自殺したくなる

2000年頃より抗うつ薬のSSRIやSNRIが普及しました。現在も良く処方されるメジャーな抗うつ薬です。当院でも処方しています。しかしこの薬は副作用に自殺念慮、自殺企図があります。すなわちこの抗うつ薬を飲むと自殺したくなるのです。厚生労働省の医薬品・医療機器等安全性情報には「女性は,男性に比べて自殺念慮・自殺企図の発生リス クが高く,男性は,女性に比べて自殺行為に至るリスクが高い」のでSSRI/SNRIの使用にあたっては,治療の経過における患者の状態の変化等に注意する必要がある。とあります。さらに副作用として攻撃性の高まりなどがあるため、追加の薬剤として統合失調症の薬も投与されていて、精神科の通院から逃れられないような状況も作られています。

以前のブログ(2021年1月30日)にも書きましたが、うつ病は脳内神経の炎症が原因でもありますので、亜鉛とビタミンDの摂取不足にならないようにすることが大切です。現状多くの日本人は亜鉛とビタミンDの摂取量が不足しています。

うつ病を治す薬はなく、抗うつ薬で症状を抑えているあいだに免疫力で治るのを待つだけです。したがって亜鉛不足の人は免疫力が低下しているため、なかなか治りません。治療抵抗性のうつ病といわれるものの原因に亜鉛やビタミンD不足による免疫低下があります。毎日魚を食べて欧州人のように外に出て日光浴をしましょう。

 

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